私の生徒のひとり、彼女は高校3年生(日本でいう高校2年生)。

彼女は、このあたりでは一番のユースオーケストラのオーディションを受けましたが、落ちた という経験をしています。

そのときには、お母様もレッスン室においでで、お母様のほうが泣いておられました。

届かないところもある。

そんな現実をつきつけられたのです。

でも、その後もレッスンを 休んでいたこともありましたが、続けて今に至っています。

そんな彼女が 先週のレッスンのときに、楽器を取り出しながら、ぽつりと私にいいました。

「先生、私、(学校のオーケストラの)ファーストチェアーになったの…」

「本当?! すばらしいじゃない! おめでとう!

この間、レッスンのときに、シーティングオーディションがあるといってBloch Concerto Grosso の一部を弾いてくれたけれど、とってもよかったもの! 

よかったね。」

「うん。:)」

彼女はテニスもする活発なところもあるようなのですが、レッスンのときはとっても物静かで、私と話すときも、決して大きな声をだしたり、大きく感情をあらわすことはありません。

そんな彼女がはにかみながらこんなすばらしいニュースをもってきてくれました。

ね、続けていると、その人にみあった なにかすばらしいことが起こるんです。

お母様もとてもよろこばれているようで、コンサートの様子の録画を送ってくれました。

とってもうれしかったです。

次の演奏会では、コンサートマスターソロ があるんですって。

ちなみに、ファーストチェアー とは

コンサートマスター、コンサートミストレス のことです。

よろしければ、こちらもどうぞ:

コンサートマスターってなに?

先生、僕、オーディションに落ちたくないんだ

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