「いつもほど練習ができなかったとき、先生にお話しすべきでしょうか?」

「いつもほど練習ができなかったとき、先生にお話しすべきでしょうか? それとも、ただただ先生が気づかないよう願いながら、何も言わずに弾いたほうがいいのでしょうか?普段は30分から45分くらい、毎日練習しますが、引越しのため、そうできなかったんです。。。」
あるとき 大人からヴァイオリンをはじめられた初心者の生徒さんがおっしゃいました。
「今週はテストがあったから、練習があまりできなかったな。」
こんな風にうちあけてくれるお子さんもいます。
先生によっては、練習不足だったとは絶対に言ってはならない と聞いたこともあります。
そんなとき、私はどうするか、についてお話ししましょう。
みんな忙しい
大人でも、子供でも、多くの方々が ヴァイオリン優先の生活をしているわけではありません。
大人の方であれば、毎日お仕事があったり、お子さんのお世話があったり、
お子様であれば、学校に行かなければならないし、宿題もしなければならない、そして、ヴァイオリン以外の活動もあることも多々あります。ときにはとても大切な大きなテストがあったりもします。
そんななかでのヴァイオリンレッスンの継続です。
普段よりも練習ができなかったということがあるのも当然だと、私は思っています。
ぜひ正直に伝えてほしい そして その理由
まず、毎日練習時間をとってレッスンにいらっしゃる生徒さんが、あまり練習をされずにレッスンにいらした場合、これは私だけに限らず、何も言わなくても、先生にはすぐにわかります。(笑)
本題にもどると、
私の場合は、基本的にいつも 練習はどうでしたか?と聞くところからレッスンがはじまりますので、その際に、練習時間がとれなかったこと、そして、その理由をレッスンのはじめに伝えてほしいです。そうすることで、レッスン時間をより有効に使えるように、レッスンプランをすぐに変更できるからです。
なかには、練習した!と元気よく言ってくれるお子さんもいますが、レッスンを続けていくと、この言葉を信じてよいのかどうかも、もちろん見極められます。(笑)
普段のレッスンでは、克服すべき点を明確にし、なぜか、そして、どのように練習をするかを口頭で説明するもしくは簡単にそれをお見せするだけでレッスン時間が終わってしまうことが多いのですが、練習時間が充分にとれなかったときのレッスンでは、前出の2点に加え、それを実際にレッスン中に一緒にやってみることができます。
つまり、私の目の前で(=私の監視下で)正しい練習をしてもらう というタイプのレッスンに切り替えるのです。
練習とは何かを一緒に体感してもらうレッスンも
練習とはなんぞや? ということを本当に、こころの底から、深く理解するのには時間がかかることでしょう。(はずかしいことに、私自身がそうでした。。。)
練習とは、ただ弾く ことではなくて、今いる地点から、設定した目標のところまでもっていくための作業です。
ですから、正しく、きちんと、上手に練習できれば、なんらかの成果がでるはずです。
レッスン中に、例えば、たった5分間で、うまく弾けなかった部分が上手に弾けるようになる ということを先生と一緒に体感することは、とても有意義なレッスンだといえますし、練習するということが本当はどういうことなのか、ということを深く知ることもとても大切なことです。このような積み重ねがあると、先生との絆も深まりますね。
私自身は残念ながらこのような導かれ方はしなかったため、練習とはなにか ということをあまり理解せずにずいぶん長い間いろいろなところに頭をぶつけてきましたし、ある曲に到達したときには、まったく手も足もでない という状態に陥ってしまいました。
できれば、私の生徒さんたちにはそんな風なになってほしくない、そんな気持ちで生徒さんたちに寄り添い、一緒に伴走します。
一緒に練習を体感するレッスンのほうが、実はエネルギーが要ります。
けれども、たとえば、不器用なお子さんが、これでどんどん伸びていったというケースも私はたくさん経験しているので、私は大人の方も、お子さんも、すべての人の可能性を信じています。伸び幅はそれぞれかもしれませんが、それは個性です。
ヴァイオリンレッスンを通して、ライフスキルを習得する
前出ですが、いろいろなタイプの先生がおいでなので、練習不足を言ってはいけない というケースもあるでしょうが、私は、人生にはいろいろなフェーズがあります。ヴァイオリンの練習はしなければならない、でも、できない時期、そのフェーズをどのように乗り越えるのか、ということを一緒に体験したり、練習とななにか について 一緒に経験をつむ という取り組み方もときには必要だと考えています。
正しい練習法が身につけば、これは一生つかえます。
よい変化(=成長)というのはどんなことなのかや、正しい努力ののちには成果があらわれる ということをヴァイオリンレッスンを通じて体験し、それを別の分野に活かしてもよいのです!(私の生徒たちのなかには、アメリカのトップクラスの大学に進学したものが何人もいます。すばらしいですよね。)
音楽は一生の友になりえます。
練習時間がとれない ということだけで、ヴァイオリンや音楽とのかかわりがなくなってしまうのは、それこそ本当に残念なことだと私は考えています。
練習時間がとりにくいヴァイオリン学習者の方々も応援できる伴走型レッスンを提供しています。
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(revised on March 1, 2026)
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