はじめに
音楽にはとてもよく アレグロ (Allegro) という言葉(音楽用語)がでてきますね。
今日、レッスン中に、生徒さんたちに
「アレグロってどういう意味でしょう?」
と聞くと ほとんどの生徒たちが
「速く!」
と答えてくれました。
確かに、一般的には 速く と理解されていることが多いようだけれど
それはどうしてか?ということを理解したほうがいいのではないかしら、と思います。
イタリア語で アレグロ (Allegro) の意味とは?
イタリア語で アレグロ は
陽気な とか 快活な という意味です。
英語でいうと
merry とか cheerful とか lively。
なんか ハッピーで、楽しく、明るく、元気なイメージですね。
楽しく、明るい気分のとき あなたはどんな風に歩きますか?
あなたは 楽しく、明るい気分のとき どんな感じで歩きますか?
下を向いて、肩を落として、ゆっくり歩くでしょうか?
いいえ。
きっと、前を向いて、もしくは、少し上を向いて、足取り軽く、速めに歩くことでしょう。
決して、ゆっくり、身体を引きずるようには歩かない。
ですので、アレグロは 速く と訳されるのではと思います。
繰り返しになるけれど、その背景には なんだかハッピーで明るく、元気で前向きな感じです。
そのキャラクターがあれば、アレグロだからといって、ときどきメトロノームに記されているように120-152で弾く必要もないのです。
あなたにとってのアレグロ (Allegro) とは?
あなたにとってのアレグロは あなたが上手に弾けて、かつ、音楽に 元気で明るい前向きのエネルギーを注ぐことのできるテンポ。
それが、今のあなたにとっての アレグロ だと思います。
そして、それは数年後に、あなたのヴァイオリン演奏がもっと上手になることで、きっと変化する(速くなる)こともあるでしょう。
譜例: モーツアルト ヴァイオリン協奏曲3番ト長調 1楽章 アレグロ
例えば、モーツアルト ヴァイオリン協奏曲3番ト長調 1楽章 は アレグロ です。

とても小さいお子さんが、四分音符=116 くらいで演奏しているのを聴いたことがあります。一方、こちらは非常に有名なヴァイオリニストの方ですが 四分音符=144 くらいで演奏しているのを聴いたこともあります。私はもちろん極端な例をもってきていますが、かなり幅がありますよね。
最後に
私は みなさんにあったアレグロを、元気よく、ハッピーな感じをもって演奏できれば、それが一番よいと考えます。専門的に学ぶと、時代背景などもでてきて、いろいろな文献や演奏を参考に、より一層アレグロについて考えることになるでしょう。成長の度合いにより、経験の度合いにより、考え方により、いろいろなアレグロがあります。私はそれが素敵なことだと思いますし、ご自身のなかの変化も楽しみながら勉強を続けていけるといいと考えます。私たちは常に変化しています。その変化を楽しみましょう。
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